SCP財団職員のすゝめ
この記事はCCS Advent Calender 2018 16日目の記事です。
前の人 てるさんさん
- まえがき
- SCP財団って、な~に?
- SCPオブジェクトについて
- ・k-クラスシナリオについて
- ・SCPの有名記事紹介
- あとがき
まえがき
おはようございます(?)、人によってははじめまして、眠りの微積分と申します。
眠りの微積分というハンドルネームに関わらず、毎度のごとく微積の授業を切っております。眠りの分では?
それはさておき(唐突)、今回の記事についてですが、タイトルにもある通りSCP財団についてといくつかの有名記事の紹介をしていきたいと思います。初めてのブログなので至らない部分も多々あると思いますが、どうかよろしくお願いします。
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SCP財団って、な~に?
SCP財団(正式名称:SCP_Foundation)とは、自然法則が通用しない異常物質や異常現象、異常生物を調査・回収を通じて収容し、人類の独立を維持することを目標とした団体のことを言います(ここでいう異常物質・異常現象・異常生物のことを総称してSCPオブジェクトと呼ぶ)。
この財団の理念はそれらSCPオブジェクトを確保・収容・保護(Secure,Contain,Protect)することであり、頭文字をとってSCPとなっているわけです。
SCP財団には支部が存在し、日本支部、韓国支部、中国支部、フランス支部、ロシア支部、イタリア支部、タイ支部など、各国に支部が存在しています。こういった支部のSCP記事にはオブジェクト番号(SCP-XXX)の末尾や途中に-JPや-KO、-CNなどといった具合に支部を表すものがついています。
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SCPオブジェクトについて
SCPオブジェクト(これそのものをSCPと言う場合が多い、以下SCPまたはオブジェクトと呼称)にはそれぞれ特別収容プロトコルが存在し、ある手順をもって収容されています。
SCPの中には、全くといって無害なもの、人類に利益をもたらすものから、人類を脅かす存在まであり、これらには基本的にsafe,euclid,keterというオブジェクトクラス(他にもオブジェクトクラスが存在する。一部後述)というものによって危険性や収容度の分類がなされます。
1・safeクラスオブジェクト
safeクラスオブジェクトは基本的に無害または現状の時点で十分にかつこれからも恒常的に収容される(されると思われる)オブジェクトが該当します。
収容方法が確保されているだけで十分危険なオブジェクトも多々存在しますが、基本的にはSCPのなかでは安全なものと思ってもらって大丈夫です。まあ、safeと思わせておいて実は・・・というものもあるんですけどね。
2・euclidクラスオブジェクト
euclidクラスオブジェクトは人に危害を与えたり、様々な被害をもたらすものが多いです。このクラスのオブジェクトは”現状においては”収容が保たれている場合が多いですが、完全な収容方法については確保されておらず、対症療法的な収容方法がとられているものが大半です。えぐい記事も結構多いです。
3・keterクラスオブジェクト
keterクラスオブジェクトは現状財団が完全には収容出来ていないオブジェクトで、かつ放っておくと人類に甚大な被害をもたらしたり、あるいはk-クラスシナリオ(少しだけ後で話しますが、調べてもらったほうがいいかも)という世界の終焉または現実世界の大幅な改変などを引き起こすシナリオを起こす可能性があるオブジェクトです。要するにめっちゃヤバいオブジェクトってことです。SCPの中では最凶最悪のシロモノと考えてもらっていいです。
4・thaumielクラスオブジェクト
thaumielクラスオブジェクトは先ほどのオブジェクトクラスとは異なり、所謂unclassed(通常のオブジェクトクラスと異なるものの総称のようなもの)に分類されますが、出てくる頻度が結構多いので説明します。
thaumielクラスオブジェクトは所謂"財団の切り札"と称されるもので、先ほど説明したk-クラスシナリオに対抗するための手段として用いられることが多いです。これもSCPなので、もちろん危険性も孕んでおり、財団にとっては文字通り諸刃の剣となるものです。
・k-クラスシナリオについて
k-クラスシナリオというのは、先ほども少し説明したとおり、世界の終焉をもたらしたり、現状の世界から大きく変わった世界になってしまうシナリオのことを言います。いくつか紹介します。
1・XK-クラス:世界終焉シナリオ
これは文字通り"世界が終わってしまう"シナリオです。完全に元の世界に戻すことが不可能になってしまった状態のことです。"塩漬けにされた地球"とも例えられますね。
2・CK-クラス:再構築シナリオ
これは現実改変能力(財団世界における超能力のようなもの)を持った存在によって現実を書き換えられてしまったり、過去改変、タイムパラドックスによって未来が変化してしまうシナリオのことを言います。
3・GH-クラス:"デッドグリーンハウス"シナリオ
これは地球上の80%以上の生命が絶命しますが、地球が残っており、復旧可能(!?)であるシナリオです。これで復旧可能ってどういうことなの・・・と思う方もいらっしゃると思いますが、それを実現してくれる恐ろしいオブジェクトが存在しているんですよね・・・(後で紹介します。)
有名どころを少しだけ説明しましたが、もっと詳しく知りたい!って方はこちらのサイトをご覧いただければわかりやすいかなあ、と思います。
・SCPの有名記事紹介
・・・とここまで前置きをしましたが、実際に記事を見たほうが分かることも多いと思うので、ここからは有名記事についていくつか紹介していきたいと思います。
1・SCP-173:彫刻‐オリジナル
オブジェクトクラスはeuclid、特別収容プロトコルによると、
・常に施錠されたコンテナにおいておくこと
・コンテナに入るときは必ず3人以上で
・出るまで常に2人はSCP-173を注視すること、瞬きをするときには他の人に警告すること
となっています。
さて、このオブジェクトがどのようなものかというと、このオブジェクトは彫刻のような生物です。この生物はとても敵対的な生物で、その異常性はまずオブジェクトから目を離した(瞬きも含む)瞬間に生じます。
このオブジェクトから目を離すと、猛スピードで人間の首を切断または絞め殺します。目を離さなければ動かなくなるので、それが収容方法の中にもあるわけですね。
また、放置しておくとコンテナの床に排泄物と血の混合物がどこからか湧いてきます。そのために定期的に職員が定期的にコンテナの中に入って掃除する必要があります。厄介ですね・・・
この記事がSCPの原点とも言える記事です。この記事の画像に都市伝説的なものとして記事が書かれたのがSCPの始まりとも言えますね。
2・SCP-682:不死身の爬虫類
オブジェクトクラスはketer、特別収容プロトコルによると
・SCP-682は可能な限り早く破壊せよ
・現状だと重傷は与えられても破壊はできない
・25cmの内側が耐酸性の板金で補強された5m*5m*5mの収容室にSCP-682が完全に浸かるくらいの塩酸を満たすこと
・少しでも動いたら全力をもって対処
・刺激するとブチ切れるから許可されていない限り話すな
・脱走を何度も試み、無力化が非常に難しいので、収容所の周囲50kmには都市開発が行われないようにする
となっています。えぇ・・・(困惑)
このオブジェクトは財団世界においてトップクラスにヤバい(ヤバい)生物とされています。通称クソトカゲ
このオブジェクトは起源が分からない巨大爬虫類のような生物で、高い知能を有し、すべての生物を憎悪しています。また、恐ろしいパワーとスピード、反射神経を持っていて、身体を素早く成長、変形させることができ、あらゆるものからエネルギーを得ることができます。あと驚異的な再生能力を持っていて、身体の87%が破壊、腐食されても活動できることが確認されています。こわE
そのあまりの凶悪さ、インパクトから、他のSCPの記事にも登場することが多々あります。このSCPを他のSCPによって無力化させる試みも何回もされていますが、どれも成功しなかった模様です。
3・その他の殿堂入りオブジェクトについて
いままで紹介したSCP-173やSCP-682はSCP記事の中でも特に有名で、殿堂入りオブジェクトのひとつとなっています。他にも殿堂入りオブジェクトはあり、どれも他のSCP記事でもその名が登場することが多いので、読んでみるといいと思います。
・SCP-055:正体不明
・SCP-076:アベル
・SCP-087:吹き抜けた階段
・SCP-093:紅海の円盤
・SCP-231:特別職員案件
・SCP-239:ちいさな魔女
・SCP-343:”神”
・SCP-500:万能薬
・SCP-701:吊られた王の悲劇
・SCP-882:機械
・SCP-914:ぜんまい仕掛け
・SCP-963:不死の首飾り
どのSCPも昔からありとても有名な、これぞSCPといった感じの名記事です。
4・個人的におすすめな有名記事
ここから先は私が是非SCPを初めて知った人に読んでもらいたいと思う記事を紹介したいと思います。
SCP-1422:イエローストーンの怪/SCP-2000:機械仕掛けの神/マリアナ海溝から回収された文書
(多分最初に読む人はアニヲタWikiの方が分かりやすいと思います)
この二つのオブジェクトと一つの記事は一纏めに読んでもらった方が分かりやすいと思います。
SCP-1422は簡単にいうと財団職員がイエローストーン国立公園のことを認識出来なくなる、といった怪現象と"されています”。
この現象にはとある裏の事情があり・・・(ここから先は記事を読んでのお楽しみ)
SCP-2000はthaumielオブジェクトであり、先ほど紹介したGHクラス:"デッドグリーンハウス"シナリオを解決する能力を持っています。
マリアナ海溝から回収された文書はそのSCP-2000に関わるTale(財団に関わる話)です。結末にゾッとさせられます・・・
SCP-444-jp:█████[アクセス不許可]
タイトルの時点でとんでもなさそうなSCPですね・・・
オブジェクトクラスはketer、知ってしまうとヤバい(ヤバい)ことになってしまうオブジェクトです。その特性から、財団は取り返しのつかない状況に追い込まれていくことになります。
このオブジェクトを作ったのは日本生類創研という要注意団体(大雑把に言うと財団に悪影響を及ぼしたり、新たに危険なSCPを作る恐れがある、もしくは作ってしまった団体のこと)で、この団体は世界の脅威になりかねないオブジェクトを作成したり、倫理的に狂ったオブジェクトを作成したりしています。そのためこの団体が出てくる記事は所謂胸糞悪い記事となることが多いです・・・
SCP-280-jp:縮小する時空間異常
このオブジェクトはsafeオブジェクトですが、その実恐ろしい特性を持っているオブジェクトです。原作記事のギミックが良くできているので、ぜひご覧いただきたいですね。
SCP-040-jp:ねこですよろしくおねがいします
とても有名な記事なので、名前は知っている人もいるかと思います。ねこはいます。よろしくおねがいします。
SCP-CN-994:みつけたよ
この記事は最近作られた記事なのですが、めっちゃ怖いギミック盛りだくさんです。心臓の弱い方はご注意ください。
ここからは時間の都合上(察してください)記事だけの紹介となります。ゆるして・・・
SCP-1000:ビックフット
SCP-1048:ビルダーベア
SCP-009-jp:閏秒
SCP-2317:異世界への扉
SCP-2521:●●|●●●●●|●●|●
SCP-8900-EX:青い、青い空
SCP-1000-jp:特別回収任務
他にもいろいろな有名記事があります。時間があればぜひいろいろな記事を読んでみてはいかがでしょうか。
あとがき
最後に、拙い文章ではありましたが、ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
それでは皆様、良き財団職員ライフをお過ごしください。